風俗店が1ヶ月稼働したら、どれくらいの女性キャストが性病に罹患するのか??
今回はそんな暴露コラムを書きます。
–風俗店でバイトしてました
2011年12月〜2015年5月まで横浜の風俗店でアルバイトをしてました。
理由は。。。
独立したもののなんも仕事しない自堕落な性格を人様のルールで矯正するためです。
とにかく近所のビルで外食(2F)してマック(1F)でおやつ買ってネカフェ(3F)で漫画を読み耽る毎日という生産性ゼロ以下、害虫以下の生活に危機感を感じて開始したのでした。
「地に堕ちる」という表現がありますが、当時のぼくは地面にめり込むくらいまで堕ちてました。
みなさんのいる場所はわかりませんが、ぼくの立っていた地面は紙粘土のような地面だったので、めり込むところまでめり込んでそのまま固まっていたのです。
しかも、サランラップより薄いプライドが全開していて、他人の進言が何も刺さらなかったのです。

さすがにヤバいなと思ったので、風俗店でバイトしてウンコ以下の性格を叩き直そうと思ったんですね。
とまれ、風俗店の業務内容はいろいろあり、女性キャストに性病検査してもらうというのも業務の1つです。
ぼくが働いていたお店はグループで9店舗あり、28日出勤したら性検しないと次のクールの出勤ができないといったシステムでした。
また、検査結果で引っかかれば復調するまではもちろん出勤停止です。
–1日の出勤は140人くらい
各店舗に出勤するキャストを合わせると1日で140名ほど出勤してました。
在籍している女性の総数まで合わせると1000名ちょっとは居たと思います。
1000名以上のうち140名が毎日、不特定多数の男性客と行為をするわけです。
なので、その回数の分だけ性病に罹患する機会があるということになります。

140名の女性が1日に何人もの男性と性行為をしている。
冷静に考えると日常からかなり逸脱した数字ですよね。
しかもバイトしているグループだけでこの数字ですので、他の店舗まで入れると相当な回数になります。
性病ってのはそこかしこに無造作に転がっているという事実をまず知っていただきたいです。
推測でも想像でもなく、地方都市横浜の一角だけでも、それだけ罹患機会があることを事実として認識してください。
1+1=2と同じく、考えれば誰でも理解できるのが事実です。
月牙屋が零細なのもまた事実ですので心優しい方はご依頼という形でぜひお助けください。
…しょうもない事実は置いといて次は実際にどれくらいの数字で罹患しているのか??を解説します。
–実際に罹患している数字
結論からいえば店舗ごとのコンセプトによって異なっていました。
人妻店であったりコスプレ店であったりの差ということです。
ぼくはバイトだったので異動が多く(離職率ハンパないから足りない店舗に配属される)全店舗を回りました。
罹患率が最も多かったのは生本番をしているキャストが多かったお店(黙認していたわけではない)ですが、当然の結果ですよね。
お客さんはほとんど検査をしていないので、毎月20名くらいクラミジアや淋病に罹患してました。
この数字は喉のクラ、淋も含みますが性病になれば出勤停止になります。
稼げなくなるキャストの心境は「あああああ!」だったと思います。



以下、いくつかの店舗の事例を解説してみます。
A店
1日に20名のキャストが出勤したとして。平均して5名のお客さんを1人ずつのキャストが接客したとすれば、1日で100回の性行為が行われたということですよね。
それが28日ですから1ヶ月に2800回の性行為が行われていることになります。
罹患するのは2800回中の20名前後、生本番をしているキャストが多いお店でした。
B店
同じくらいの出勤で同じくらいの来店率のお店がありました。B店での罹患率は。。。なんと6年間ゼロという脅威の数字がありました。
社員たちが出した結論は…”女性から責められたいお客様”というコンセプトのお店だからでは??と仮定していました。
お客さんの主導ではなくキャストがリードするサービスのお店なので、性器を含む粘膜接触が少ないからだと結論づけたのです。
C店
1日に30人が出勤するお店がありました。30分コースがあったのでパツパツ満枠の営業日だと日に200名くらいが来店してました。
中には生本番をしているキャストもいたはずなので罹患率は週に数名ずつくらいで、比較的高い数字だとは思いますが、先述したA店のほうがパーセンテージとしては高いわけですよね。
これはぼくの推測ですがC店はキャストもお客さんもA店に比べて年齢層が若かったので、代謝やそれに比例する免疫力の影響もあったのかなと。
こんな感じで罹患率が低いお店と高いお店があるんですが、どちらの店にもコンセプトを抜きにして共通していたことがあります。
それは、単価の差です。
B店は他店に比べて各コース料金が数千円前後ほど高かったんですよね。
他にも同等の単価のお店が2店舗あり、B店を含めて高単価のお店が3店舗ありましたが、その3店舗は明らかに客層もちがえば罹患率も低かったです。
月に2〜5名ほどのキャストに反応が出れば「多いね、今月は」みたいなパーセンテージです。
差別的なことを言いたいわけではないですが、罹患率には収入差も影響するのかもしれません。
性病に対しての正しい知識、正しい対策を理解できるだけの教養や知識欲などといったものが反映されている結果なのかもしれませんね。
–実際の感染経路と可能性
キャストAが出勤して1人目に接客するお客さんがクラミジアを持っていたとすれば、その日に案内されるお客さんはすべて罹患する可能性が高まりますよね。
中にはお店をハシゴするお客さんもザラです。
風俗街にはこうして性病が拡散していきます。
プレイに関してはフェラとクンニをすればもう喉クラに罹る確率が出てきますよね。

そこに生挿入があれば性器感染もしますし、ゴム着だとしても手コキや手マン直後の手でゴムを触るわけです。
ゴムの内側にも外側にもクラミジア等の菌が付着している可能性はありますし、まだ菌が生きていることだってあります。
また、シャワーヘッドに菌が付着していることも考えられますし、店舗を構える店でもデリヘルでも部屋のドアノブに付着していることもあるでしょう。
体外では生息できない種類の菌やウイルスもいるとは言われていますが、実際は生き延びてるやつがいますからね。
コロナ禍初期、ウイルスが各物質に付着してどれくらいで消えていくのか?のような報道がありました。
布なら○時間、金属なら○日はウイルスが生きているから、消毒もせずに触れてしまうと感染する可能性があるという内容だったかと思います。
なので、風俗店のシャワーで性病に感染することも実はけっこうザラにあったりします。
あとで解説しますがコンジローマとかがこの類です。
–梅毒はどれくらいユーザーがいるのか??
結論からいえば梅毒ユーザーはクラミジアや淋病と比べるとかなり少ないです。
しかし、実際に罹患した経験があるキャストはみなさんの想像以上に多いというのもまた事実です。
梅毒はゴム着でも皮膚を通して感染するため感染率が高いんですね。
なので本番しているしていない、ゴムをしているしていないに関係なく、タイミングが悪ければ罹る人は罹ります。
もちろん生挿入だと感染率がかなり高くなるんでしょうけど、そうじゃなくても梅毒には罹ります、ってことですね。
また、たまにニュースでもフォーカスされる“急増する梅毒”みたいな見出しがあるかと思いますが、あれは隠れユーザが検査したら一気に浮いてきたという数字です。
100人の人がいたとして性検している人なんてのはほとんどいませんよね??
その100人が全員検査をしたら隠れていた梅毒ユーザーがバンバン判明してしまった。。。という現象を、世間一般的には“梅毒が流行っている”と錯覚しているだけです。
これはHIVにも同じことがいえるのかなと思っています。
ある風俗嬢とのやり取りでこんなことがありました。

いるところにはいるんです、性病患者というのは。
–コンジローマという難敵
クラミジアや淋病は感染しやすい症状ですが、男女共にコンジローマという難敵がいたりもします。
コンジローマとは簡単にいえばイボです。

子供のころにプールでイボに感染したことがある方もいるかと思いますし、お子さんがイボで悩んでいる、なんて方もいるかもしれません。
コンジローマというのはイボの性器版なので、風俗店やホテルのシャワールームで感染することも実はあるのです。
コンジのウイルス(HPV)は水を介しても感染していきます。
“水イボ”なんて言葉を聞いたことがありませんか??
お風呂やプールでコンジに感染する理由としては十分に信憑性のある言葉です。
HPVは水分が大好きなので汗かきの人や、水分を大量に摂る人だと感染しやすいという中医学のデータがあります。
漢方薬局とかいくと詳しく教えてくれるので、近所に薬局がある方は餅は餅屋と思って訊いてみるのもよいです。
ネットの情報はマーケティングとブランディングで操作されたアクセス稼ぎのガセネタも多いですから。
とまれ、板藍根という漢方がイボの治療に効果的だったりもしますが、それだけで治るほど弱いウイルスではないのでコンジは男女ともに強敵といえますよね。
レーザーや切除等、手術で取り除くのが一般的ですが治療には根気がいる症状の一つでもあります。
女性の場合は罹患部分が接触しやすいので、再発もしやすいし一年くらいは覚悟がいるとも言うドクターもいます。
また、大半のドクターは根気のいる治療に付き合うのがめんどいらしく、コンジを発見しても患者に黙ってる人もいるそうです。
怖い先生から直接教えてもらった泌尿器科、婦人科の裏話ですんでこれはまじです。
コンジについてはもっと書きたいこともありますが、キリがなくなるので割愛します。
興味がある方は【コンジローマ】【疣贅(ゆうぜい)】【水イボ コンジ】等でググってみてください。
–性病の隠れユーザー
ここ2年ちょっとのコロナ禍経験をみなさんもお持ちですよね。
さっき、こんなことを書きました。
また、たまにニュースでもフォーカスされる“急増する梅毒”みたいな見出しがあるかと思いますが、あれは隠れユーザが検査したら一気に浮いてきたという数字です。
100人の人がいたとして性検している人なんてのはほとんどいませんよね??
その100人が全員検査をしたら隠れていた梅毒ユーザーがバンバン判明してしまった。。。という現象を、世間一般的には“梅毒が流行っている”と錯覚しているだけです。
誰がコロナかわからない。
誰が性病かわからない。
同じように考えてもらえれば、もう説明は要らないと思います。

嫌な書き方になってしまうかもしれませんが、コロナは警戒しても性病はノーガードという人がまだまだいますよね。
もしかしたらあなたもすでに性病に感染しているかもしれません。
あなたの同僚や家族、ふだん買い物しているコンビニ店員、飲食店のスタッフ、取引先の誰かも性病かもしれません。
性病に感染している人はそれくらいの確率で日常に潜伏しているってことです。
検査をすればすぐにでも判明するし、コロナ同様に適切な治療を開始することができます。
でも、放置していたら治らないのが性病ですし、この意識が有るのと無いのでは将来が変わりますよね。
極端な話、家庭が崩壊してしまう人もいるのが性病ってやつだとぼくは思ってます。
–結局のところ
風俗店を例えにしてみましたが検査結果の提示がなくても遊べる場所というのはそこかしこに溢れてますよね。
特にアングラパーティー系は一度に何人もの男女が一斉に行為に及ぶことも多いわけです。
お互いの体、共有の浴室、ベッド、飲食物、などなど。
感染経路も性行為だけではありませんから、風俗のように1:1の環境と比べて何十倍もの速度で感染していきます。
結局のところ。。。1人とセックスするのはお相手の背景にいる数えきれない人とセックスすることと同じだと、前述した怖い先生に釘を刺されたことがあります。

それが一度に何人もの異性と行為をする環境に出入りしている方なら、どれだけ罹患の機会に晒されているか理解してもらえると思います。
キレはよろしくないですが今回はこの辺でとんずらさせていただきます。
世の中には”絶対”とは言い切れないことのほうが多いですが、性病検査は絶対にしておいたほうがいいと断言できることの1つです。